Kemper Profiler Power HeadとLINE6 Powercab 112 PlusのMIDI接続問題

前置きが長くなりますので、まずは結論を。
2019年4月末現在KemperとLINE6 Powercab 112 PlusをMIDIで接続した場合、Powercab 112 Plusの操作が全くできなくなる現象が起きています。(メーカー確認済みです)
最悪電源すら入らないという😓
勿論その後MIDI接続を解除すれば、何の問題もなく使用出来ます。
その辺の話しをこの組み合わせ導入の説明の後半部分で行っています。

多分昨年の冬か今年の初め頃だと思うのですがLINE6のPowercab 112 Plusをヤフオクにてゲットしました。
これ、出た当初からKemperにベストなキャビじゃね?と思っておりました。
ただキャビも(全部一発ですけど)それなりに持っている身としては、10万近い金額出して手に入れるのもどうなのよ?という思いがあり、なかなか手を出せずにいたのですよ😓

そんなこんなでWebを眺め続けること数ヶ月・・・悶々と過ごしていた訳ですが、ヤフオクで純正カバーもついて手が出せる値段の商品があったものですからゲット~ !😊
私のKemperは、パワーアンプインのタイプなのでパワーアンプ自体は無駄(とは言ってもライブでその小屋にあるキャビを使うことの方が多いだろうから無駄ではないんですが)という感じもしないでもありませんがアンプの種類毎にスピーカー特性を変えられるって・・・これはもうKemperやモデリング系のその他のデジタルアンプにとっては福音以外のないものでもありません。

恐らくはKemperをアンプヘッドとして使ってらっしゃるギタリストの方は、キャビネットはスタジオやライブハウスのものを使い、アンプヘッドとしてKemperを使うという方が多いのではないかと思います。
スタジオなどで鳴らしたときにMarshall系や歪みを中心としたアンプモデルを使用されていれば、恐らくそれほどの違和感は感じられないと思いますが、Fender系やグラッシートーン系のアンプタイプを使用されて「?」・・・「????」と思われた方はいませんか?
はい、私もその一人です😓
例えば上記FenderのDeluxe Reverbのようなアンプやダンブル系のアンプなどを使ったとき、全く音が抜けない籠もった音で困惑させられることがあります。
「え?Fenderってこんな音?・・・CD出聞く音と全く違うんですけど」・・・みたいな😓
スピーカーシミュを通してラインで録音すると普通にFenderトーンが出るのに、なんで?・・・的なね。

これはもうご存じだとは思いますが使用しているキャビの音響特性が全く違う為、いくらヘッドが同じ音を出していても出口で全く違う音になってしまう・・・って事が理由ですね。
これを解決してくれるのがLINE6のPowercab 112 Plusなのです。
有名なアンプヘッドとそれを使うときに最もベストであると思われるキャビのスピーカー特性をエミュレートしてくれるキャビネットなのです。
なので、Fender系のアンプを使うときにはジェンセンをエミュレートしたり、Marshall系の時はグリーンバックであったりVintage30であったりと、そのヘッドを鳴らすのに一番良いであろうと思えるスピーカーの特性をシミュレートしてくれます。
超便利!😊

Powercabシリーズには112と 112 Plusの二種類があり、「無印112」ではあらかじめプリセットされた6つのスピーカーシミュレーションプリセットが入っていますが、それを手動で切替えるのみ。
もう一つの112 Plusは上記プリセットに加えユーザーが独自にIRファイルを利用することでprofile(プリセット)を増やしていくことが出来ます。
又Kemperなど外部の機材と連動して使う場合に必要なMIDIによるプルセット切り替えが出来るんですね。
なのでKemperユーザーなら迷いなく112Plusを購入しましょう!(無印を購入し、フラット特性のスピーカータイプを選択。Kemperではキャビネットまで読み込み、それを鳴らすというパターンもありですけど😓)
足下のController(Kemperのリモート)で選んだアンプタイプに最も合うであろうスピーカー特性まで一発で切り替え可能!

で、ここまで書いてきて何なんですが・・・
上記のような事をしようとした場合、Kemper本体とProfiler remote(フットスイッチ)をLANケーブルで繋ぎ、Kemper本体と112PlusはMIDIケーブルで繋ぐ訳です。
ここが曲者!
冒頭にも書きましたが、この組み合わせで接続すると112 Plus側での操作がリモートは勿論、手動でも一切出来なくなります。(全ての場面に於いてこうなると断言するものではありません→お約束😓)
マジか~~~~~!と色々悩むこと数日。
他の機材などを使ってKemper、Powercab 112 PlusそれぞれのMIDI機能に問題がないか試してみたのですが、特に問題は出ません。
これはどうしたものかと思い、YAMAHAのサポートに連絡してみたところ。
KemperのMIDI OUT端子から常時出力されている「アクティブセンシング 信号」が悪さをしているとのことでした。(報告は私以外からも複数受けていて、認識はしているとのことです)
アクティブセンシングに関してはクドクド書くと字数をメッチャ使うことになる(ここでこれを読んでいる方には余り必要のない知識でもありましょうから)ので書きませんが、これをKemper側でオフに出来ればしてみて下さい。的な返答でした。(因みにこの問題をFIXする予定自体はまだないとのことです)
Kemperのマニュアル見たんですが、ま、どんなフットスイッチでもアクティブセンシングをオフにする・・・的な機能を持ったものはないんですよね😓
ただこの場合でもPCとMIDI接続しPC側からMIDIイベントを送れるソフトでプログラムチェンジを送ったところ問題なく切り替わりましたので・・・「Kemper」からのアクティブセンシング信号の出し方に問題があるのかも知れません。
この辺は私には判りませんが・・・ひとまず私のような組み合わせで切り替えを行いたい方は足下に別のMIDIフットコントローラーを配置し、そこから二系統のMIDI接続にてKemper、Powercab両方を制御するというのが今のところの使い方になるではないかと思います。

かなり長々と書きましたが・・・残念なオチですね😓

About tarbo475

You Might Also Like

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

CAPTCHA


© 2019 tarbo All Rights Reserved.
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。