Kemper Profiler Power Head(その3、フットスイッチ編)

シリーズで掲載してきましたKemper Profiler Power Head紹介コーナー。
本来であればアンプヘッド編2の予定だったのですが・・・どこから手を付けて良いやら判らず(苦笑)
で、とりあえずフットスイッチ編を先にやってみたいと思います。
と、書いてますが・・・私のパターンからいくとアンプヘッド編2をまとめる可能性は低いものと思われ(苦笑)
とりあえず、それは置いておいていってみましょう!

このフットスイッチですが、全般的な印象からいくと「痒いところに手が届く」という感じがいたします。
それぞれの踏みやすさという観点でいうと、幅・上下の感覚共にもう少し空いていた方が踏みやすいかな?という感じはしますが、スイッチ全体のサイズを考えるとこれくらいが良いのかも知れません。

背面から見ていきましょう。

フットスイッチバックパネル
シンプル・・・と言えなくもないくらいの端子類です。

背面は、まずKemper Profiler Power Head本体と接続するためのLAN端子。
これはまさしくLAN端子でして、いわゆるRJ-45という規格のコネクターが使われてます。
なんで、専用のケーブルを使わずともLANケーブルで代用が出来ます。
この辺はいざという時のことを考えると使いやすいというか、安心な仕様ですね。
そのコネクタ(LAN端子)の右上部分にある黒い小さなツマミはフットスイッチの液晶のコントラスト調整ノブとなっています。
液晶表示の「濃さ」(明るさではない)を変えるツマミですね。

両端に二つずつ付いているのは外部フットスイッチ端子です。
表示は「PEDAL3」~「PEDAL6」までとなっています。
何故3から?と思われた方・・・説明しますね。
これはKemper Profiler Power Head本体に「PEDAL1・2」端子が付いてまして。
それとの整合性を考えてフットスイッチ側は3からという風になっている訳です。
つまりこのフットスイッチを使うと外部ペダルが本体と併せて全部で6つ使えるという仕様です。
全部で6つと書きましたがこの端子はTRS端子となっていまして・・・勘のいい方ならお気づきかも知れませんが「エクスプレッションペダル」、「モノスイッチ」、「デュアルスイッチ」のそれぞれが使えるようになっています。(Kemper Profiler Power Headの本体設定でそれぞれのスイッチに対する設定が出来ます)
ですのでデュアルスイッチを繋いだ場合、何と!12個もスイッチを増設できるという!
まぁ現実的に考えて、そこまでフットスイッチを増設することもないとは思いますけど(苦笑)

次にメインパネル上を見ていきましょう。

フットスイッチ全体

下段左から順にプログラムスイッチ1~5
TAPテンポスイッチ
中段左側からパフォーマンス(バンク)切り替えスイッチ
IからIIIIまでの表示が内部エフェクトの個別切り替えスイッチ
上段左からLOOPER起動スイッチ
TUNER ON/OFFスイッチ
となっています。

TUNERスイッチはONにすると、

フットスイッチでもストロボチューナー表示され、チューニングが出来ます。

この本体TUNERと同じように液晶にストロボ表示されます。
このストロボ表示・・・高精度で大変便利なのですが、几帳面な方には逆に厄介な代物で。
楽器のチューニングを考えた場合「0」でピタリと合うことはそうそうない訳で・・・でも、几帳面な人は気になりますよね?(苦笑)
そういう場合、お勧めなのが

チューナースイッチ下部の三連LEDでも大まかなチューニング表示がされます。
またプログラムスイッチ1~5も全体の音程表示をアニメーション表示します。3の位置がジャストとなります。

TUNERスイッチ横の三連LED、もしくはプログラムスイッチのLEDがチューナー代りとなる機能です。
小さな三連LEDでも大まかに(演奏に支障のないレベルで)チューニングが出来ますが、プログラムスイッチのLEDをメーター代りに出来る機能が丁度良いくらいではないかと思います。

まずはリグの切り替えスイッチ(1~5までのスイッチ)です。
主要な機能としては、1~5にリグを割り当てておいて切替えるという、一般的なプログラム切替えスイッチとなります。
ただこのフットスイッチの”工夫がされている”ところはこのリグ切替え一つに対して2つの”状態を”切り替え出来るというものです。
これだけ読んでも今一ピンとこないですよね(苦笑)
もうちょっと詳しく説明すると、各1~5のスイッチの上部にLEDランプが二つついているのが判ると思います。
初期状態で、例えば1番のスイッチを踏むと1番の下部のランプが点灯し、1番に割り当てられたリグが読み込まれます。
この状態からもう一度1番のスイッチを踏むと、今度は上部のLEDします。
これはKemperのリグにおいて、連続可変出来るパラメーターの値を変化させた状態で二通り記憶出来るという設定になっています。
例えば・・・アンプのボリュームを「ランプ下部」の状態ではバッキング時の音量、「ランプ上部」の状態でソロの音量等という風に変化させておき、スイッチで切り替えが出来るというものです。
ボリュームに限らず、エフェクトのパラメーター(歪みの量とかディレイ・リバーブのミックス音量とか)で「連続可変」出来るものは複数同時に切り替えが出来ます。
これはかなり便利な機能ではないかと思います。
ライブにおいてはこういうセッティングが必要なシーンも多く、従来であれば同じプログラムでエフェクトなどの効き具合を別なプログラムとして用意しておかなければならなくなります。
その点、このフットスイッチを使えば一つのスイッチで対応することが出来る訳です!
但し、注意点としてエフェクトのオン・オフなど連続可変でないものは記憶させられません。

パフォーマンス切り替えスイッチは通常のエフェクターでいうところのバンク切り替えスイッチとなります。
Kemper Profiler Power Headは各アンププログラム(Kemperでいうところのリグ)5つで一つのパフォーマンス(バンク)を構成します。
そのパフォーマンスをこの上下のボタンで切替えていく訳ですね。
因みに本体には125のパフォーマンスを記憶しておけるようです。(125×5=625通りのリグということになりますでしょうか)

LOOPERスイッチに関しては・・・パスで(苦笑)
普段の演奏でLOOPERを使う機会が今のところ皆無なもので、全く学習しておりません。

最後にエフェクトスイッチですが、これは色々な使い方が出来ます。
一つのスイッチをON/ON状態で使う(ON1の状態の時はAのエフェクトがON、ON2の状態にするとBのエフェクトがONというように二つのエフェクトをトグルで使えると言うことです)事も出来ますし、一つのON状態に対して二つのエフェクトのONを割り当てることも出来ます。
スイッチの設定も大変簡単で、フットスイッチを押しながら本体のエフェクト該当スイッチを同時に押すことでそのエフェクトがアサインされる仕様です。
メニューを出してエフェクトIに対してはこのエフェクトを・・・何てことをしなくてすむのは、相当なストレス軽減になるかと思いますww

以上がザッとですけどKemperのフットスイッチに関する説明でした。
次の更新はいつになることやら(苦笑)

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